【SDGsを考える】#SDGs2 ─ 行動を起こす

痩せ細った身体。

肌が骨にはりついているような、身体の肉が削げ落ちた子供たち。

頭が大きくアンバランスに思えるほど、身体が細く小さい。

 

私たちが暮らす、同じ地球で、そんな子供たちが懸命に毎日を生きていることを知っていますか。

 

そして私たちと同じ大学生が、その現実に真っ直ぐに向き合い取り組んでいることを知っていますか。

 

 

今、私たちの生活の裏側で、世界ではおよそ7億9500万人が飢餓に苦しんでいます。

そのほとんどが開発途上国に住み、そこでは人口の12.9%が栄養不良です。

子供は大事な労働力と考えられ、主に農作業に繰り出されますが、そうして作り出された食べ物は出荷されていき、働き手には僅かな収入しか残らない。

開発途上国全体で6600万人の小学生が空腹のまま学校に通っているのです。

 

そのような現状を変えるための、SDGsの2つ目の目標は、『飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する』ことです。

 

この目標にwindset FARMSが挑んでいます。

この団体によると、持続可能な農業とは、「農家の環境に悪い影響をほぼ残さず無期限に生産できる能力」だとしています。

それは新しい農業技術の開発に留まらず、

「環境管理、効率の良い農業、農業コミュニティーの繁栄」という3つのゴールを統合したものだとしています。

 

それを達成するために行われていることで、最近よく言われるのが遺伝子組み換え(GM)作物ですが、それだけが持続可能な農業に向けた取り組みではありません。

 

その例として、さきほど紹介したwindset FARMSでは、集めて処理をした雨水を潅水に利用したり、昼間に取り入れた太陽の熱気を夜に逃さないように全温室に保温カーテンを取り入れたりしています。

 

また、独立行政法人国際協力機構(JICA)では、対象国の農業の特徴に合った農業政策を支援しています。

具体例としては、灌漑施設などの改善を行ったり、穀物や家畜の生産技術の確立に取り組んだり、組織強化などの農業経営の改善に取り組んだりしています。

 

しかしこの問題に取り組んでいるのは、「大人」だけではありません。

 

組織改革やその浸透などへの取り組みは、現在世界各地で、専門家ではない一般の若者によっても進められています。

 

その代表的な団体にyouth ending hunger(YEH)というものがあります。

YEHは15から24歳の若者が活動している団体で、日本が本部のhunger free world(HFW)の青少年組織として飢餓や貧困の問題解決を目的として活動しています。

飢餓問題解決のための開発事業や啓発活動などを行っています。

具体的には、食事や貿易をテーマとしたゲーム大会を開催したり、支援金の確保の為にスポーツの大会に食べ物の屋台を出店したりしています。

 

このように、海外の飢餓の問題に対して実際に取り組んでいる若者がいます。

 

私たちは食料に困ることの少ない日本で生活をしている為に、その裏側で飢餓に苦しむ人たちがいることを忘れがちです。

 

しかし、日本で食料に困らずに生活している私たちだからこそ、

先進国で持て余しているお金や食料をどのように扱っていくのか、

比較的時間に余裕のある大学生の今こそ考えるべきなのではないでしょうか。

 

もう既に行動を起こしている人たちがいます。

その人たちの活動と想いを知り、もう一度、世界で起こっている飢餓の問題について考え直してみませんか。

 

 

 

【参照URL】
・AFPBB NEWS
http://www.afpbb.com/articles/-/3050053
・国連World Food Program(WFP)HP
http://ja.wfp.org/hunger-jp/stats
・産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/140918/lif1409180019-n1.html
・独立行政法人国際協力機構(JICA)HP
http://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/approach.html
・windset FARMS HP
https://www.windsetfarms.com
・youth ending hunger HP
http://www.youthendinghunger.net/about/index.php