アイセック初!ラオスでの海外インターンシップ【海外インターン体験記】【連載1】青山学院大学 勝呂夏美

サバイディー!

初めまして。青山学院大学1年の勝呂夏美です。

ラオスに6週間インターンすることになりました!

最初の挨拶はラオス語でこんにちはという意味です。ラオス語はタイ語と発音がそっくりのようです。

今日で早くも滞在7日目です。

今回は私が参加するインターンの概要と私が今週体験したことについて書きます。

私がインターンするのはADDP(アジアの障害者活動を支援する会)というNPOです。

主な仕事内容はパラスポーツイベントの手伝い、イベント広報活動、障害者の就労サポートとしてのクッキー販売、事務作業などです。

今週はクッキー部門で働きました。ADDPでは障害者が全て手作りでクッキーやその他お菓子を作り販売しています。

中には話すことができない方もいましたが、手話などを使ってコミュニケーションをとりました。

彼女たちは障害を感じさせない仕事ぶりで、私がサポートをする必要はありませんでした。

この1週間で私が今まで勝手に抱いていた障害者への偏見は無くなりました。むしろ、誰だって得意不得意があるのは当然で、挑戦し練習をすればできることは広がるとのだ感じました。

クッキーを作る女性—ADDP Cookies

私には社会課題解決とかそんな壮大なことはできないかもしれません。

しかし、今回のインターンで現地の人にしっかり向き合って自分にできることをしていきたいです。

今まで失敗を恐れて自分の意見を言うのを躊躇したり、すぐに諦めたりしてきましたが、今回のインターンでそんな自分の弱いところを変えたいと思います。

自分のできることは限られているとは思いますが、いろんなことに挑戦して、現地の人や周りの人に少しでも影響を与えられたらいいなと思います。

初日の仕事を終えた後、車椅子バスケの練習に参加しました。

私は体育館での練習には体育館履きが必要だと思ったので体育館履きを持って行きました。

しかしそこで練習していた人は誰も靴を履き替えていませんでした。そのため床は砂で汚れていて、ボールを触ると手が真っ黒になりました。

それでも実際にプレーする人たちは日本と変わらずバスケを楽しみ、上手になりたいという思いで練習している様子でした。

障害があることにマイナスイメージを描きがちですが、一緒にスポーツをしているとそんなことをちっとも感じません。

ここにいる人たちはみんな生き生きとスポーツをしているように見えました。みんなで楽しめるスポーツは人を明るくさせるなと思います。

車椅子バスケットの練習風景

ラオスなのになぜベトナム戦争?と思いながらもベトナム戦争の資料館に行ってきました。

そこでわかったことはラオスもベトナム戦争の被害を被っていたと言うことです。ラオスはベトナムの隣に位置していて、アメリカがベトナムの経由地を断つためにラオスにも攻撃したのです。

そのため現在でもラオスには多くの不発弾が眠っています。ルアンパバーンという世界遺産としても有名な都市は地雷の町としても有名です。

ラオスの障害者の中にはこの不発弾によって体の一部を失った人もいます。

私には地雷をなくすことはできないけれど、地雷がいち早くなくなってみんなが安心して暮らせる日がくるといいなと願うばかりです。

COPEというベトナム戦争資料館—展示された義足

 

男女平等後進国日本の男子学生がみた男女平等先進国台湾【海外インターン体験記】【連載3】大阪大学 田中祐児

こんにちは!

台湾・台中市でのインターンシップに参加している、大阪大学人間科学部2年の田中祐児です。

突然ですがみなさん、3月8日が何の日かご存知ですか。

日本ではあまり知られていませんが、3月8日は国際女性デーであり、女性の地位向上に向けたイベントが世界各地で行われる日です。

台湾でも国際女性デーは祝われており、私のインターンシップ先の小学校では、国際女性デーの象徴である鮮やかな色のバラが配られました。

冒頭の写真は職員室に生けられたバラのものです。

今回の記事では、そんな台湾におけるジェンダーについてご紹介したいと思います。

前述の国際女性デーについてもう少し詳しい説明を見てみましょう。

国際女性デーとは、「女性が収めてきた社会、経済、文化、政治的な業績を国際的に祝う」とともに「ジェンダーの平等を促進するための行動を呼びかける日」であると、国際女性デーのウェブサイトで説明されています。

国際女性デーのウェブサイトのスクリーンショット。国際女性デーについての説明がなされています。

国際女性デーの説明にも出てきた「ジェンダー」という言葉。「耳にすることは増えてきたけれど、具体的な意味は想像しにくい」という方が多いのではないでしょうか。

「ジェンダー」という言葉は「セックス」と並んで「性別・性差」と訳される英単語ですが、その中身は異なります。「セックス」が「生物学的な性別」を指すのに対し、「ジェンダー」は「生物学上の男女の違いに付加された、社会的・文化的な性別」を意味します。

例えば、「男は女より筋肉があるのだから、女性を守らなければならない」というセリフからは、筋肉の多さという生物学上の違いに加えて、男性が女性を守るべきであり、女性は男性に守られるべきであるという社会的な役割を与えていることが読み取れます。こうした守る・守られるに関するような性別の違いを、ジェンダーと呼ぶのです。

残念なことに、日本ではジェンダーに関する不用意な発言が数多くあります。それらの言葉は、個人が性にとらわれずに自由に生きることを妨げかねません。

それでは日本と多くの共通点を有している台湾ではどうなのでしょうか。ジェンダー研究の知見を取り入れながら、学校を中心に見ていきましょう。

幼稚園や小学校、中学校に高校、それぞれの学校の先生を思い浮かべるとき、みなさんはどちらの性別の先生が頭に浮かびますか。

大抵の人にとって、幼稚園や小学校では女性を、中学校や高校では男性を想起するのではないでしょうか。そのイメージが正しいことはデータによって裏付けされています。文部科学省が発行している学校基本調査によれば、女性教師の占める割合は学校段階が上がるほどに減少し、学習内容が高度化する中学校段階で男女比が逆転していることがわかります(表1)。

「教員男女比の逆転は、高度な学習内容は女性に不向きであるというメッセージを子どもたちに暗に届けているのではないか」という提起は、日本のジェンダー研究における有名な主張の1つです。

一方で台湾ではどうでしょうか。台湾では女性教員の比率がかなり高いのが特徴です。例えば私のインターンシップ先の小学校では、全教員数37人に対して男性教員が5人と、女性教員が86%を占めています。台湾も日本と同様に学校段階が上がるに連れて女性教員の割合は減少しますが、男女比が逆転する傾向は見られません(表1)。

台湾については台湾教育部『105年版教育統計指標之國際比較』より引用。日本については平成25年度文部科学省学校基本調査より筆者作成。

こうした状況に育つ台湾の子どもたちは、性別にとらわれないで進学のするしないを決定しやすい環境にある、と言えるかもしれません。

この仮説を裏付けるデータが、大学などの高等教育機関に進学する女子と男子の割合の比較です。

台湾における女子の進学率が男子の進学率よりも7.30%高くなっています(表2)。

台湾については台湾教育部『105年版教育統計指標之國際比較』より引用。日本については平成25年度文部科学省学校基本調査より筆者作成。

高等教育は、地位の向上という点において非常に重要な役割を果たします。

女性の地位を男性の地位と同程度に引き上げることを考えると、女子の進学率が男子よりも高いことは適当な状態であると言えます。

男女問わず仲良く遊んでいる小学校中学年の子どもたち。

ここまで、女性の教員比率の一貫した高さや女子進学率の高さなど教育に関するトピックをもとに、男女平等や女性の地位向上に関する台湾の先進的な取り組みを見てきました。

ただし男女平等の観点において日本が台湾に遅れを取っているのは、教育の分野だけではありません。

世界経済フォーラムによる『男女平等格差レポート』は、経済、政治、教育、健康の4分野をもとに国連加盟国の男女平等指数をランキング形式で公表しています。

台湾は国連非加盟国のため順位は公表されていませんが、計算式に当てはめると、2012年時点で世界39位に相当することがわかっています。

一方、日本の2012年の順位は世界101位となっており、台湾に水をあけられていることがわかります。

男女平等は一朝一夕でなされるものではありませんが、台湾の心構えや実践を私たち1人1人が学んでいくことが、何よりも重要なのではないでしょうか。

 

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にぎやかな子どもたち!とっても楽しい台湾の小学校【海外インターン体験記】【連載2】大阪大学 田中祐児

こんにちは!

台湾台中市の公立小学校でのインターンシップに参加している、大阪大学2年の田中祐児です!

今日は、私がお世話になっている小学校で行われている教育活動についてお伝えしたいと思います。

台湾で行われている日々の授業や、楽しいイベントなどについて紹介することで、みなさんが日本の教育を違った側面から見直すきっかけになれば幸いです。

冒頭でお伝えしたとおり、私が参加しているのは台中市の公立小学校です。

台中市は台湾で3番目の規模の都市であり、その人口は2016年段階で約269万人と広島県とほぼ同じです。また台中市に占める小学生の割合は、5.64%となっています。

日本の人口に占める小学生の割合が5.09%であることを踏まえると、台中でも少子化が進んでいることが分かると思います。

少子化の波は、私がお世話になっている重慶国民小学にも押し寄せています。

先生の話によれば、10年ほど前までは全校児童で1000人を数えていたそうですが、今年度には365人しかいません。

このように児童数が減少している状況のもと、閉校や合併を迫られている小学校が増えているそうです。

重慶国民小学も例外ではなく、数年前には近隣校との合併が現実味を帯びて議論されたそうです。

しかし4年前に幼稚園を小学校内に開設したことによって、小学校全体として受け容れる子どもの数を増やし、合併を免れています。

附属幼稚園の子どもたちに自己紹介したときの写真です。
みんなとっても元気です。

児童数の減少による閉校の危機を乗り越えた重慶国民小学では、毎日豊かな教育実践が行われています。

台湾の小学校では、教科担任制と学級担任制を合わせたような方法が取られています。

算数と中国語を教えるのは担任の先生の役割であり、その他の授業は専門の先生が担当されています。

学年に応じて教科数が増えるので、学年が上がれば上がるほど、担任の先生が受け持つ授業数が減ることになります。

6年生のあるクラスの時間割表です。赤字で示されているのは移動教室であり、担任の先生とは異なる先生が担当されます。

それでは、実際の授業の様子について記していきたいと思います。

上に述べたように算数は担任の先生によって行われており、クラスによって教え方は異なります。

黒板と教科書を用いた従来型の授業をする先生もいれば、教室に据え付けられたTVを上手に活用される先生もいらっしゃいます。

TVを用いたもので特によく使われていたのは、教科書会社が作成したプレゼンテーション型の教具でした。

その教具では、教科書の内容がビデオ教材に納められており、子どもたちは色彩豊かなアニメーションと、わかりやすい表現による解説を聴きながら学習を進めることができます。

子どもたちがそれらの解説を聴いている間、先生は子どもたちの様子を見て回り、学習に集中できていない子どものサポートに入っています。

このように、台湾の小学校の先生方に与えられている裁量は多く、各先生方は子どもたちの様子とご自身のスキルを踏まえた教育活動を展開されていらっしゃいます。

日本の先生方の裁量は、諸外国に比べて小さいと言われています。もっと豊かで特色ある取り組みのための仕組みが出来ることを期待したいですね。

次は台湾の学校におけるこどもの日の様子をお伝えします。

ペットボトルロケットを体験している3,4年生たちの様子です。ペットボトルロケットは幼稚園から6年生までの全ての子どもたちが楽しみます。

こどもの日といえば、日本では5月5日ですよね。

世界中にこどもの日はあるのですが、そのうち5月5日をこどもの日としている国は日本と韓国しかないようです。

台湾も別の日にこどもの日を制定しており、その日は4月4日とされています。

日本の学校がこどもの日を祝うことはほとんどありませんが、台湾では学校を通して盛大に祝われます。

こどもの日を祝うためのイベントは数多く、重慶国民小学は1週間の間に9つものアクティビティが行われました。

マジックショーやバスケットボール大会など、学年ごとに定められたイベントに子どもたちは参加します。

このようなアクティビティの他にも、子どもたちは多くのことを楽しみます。

給食も子どもたちに人気のおかずが提供されますし、PTAからはおもちゃが贈られます。

以上のように、こどもの日前のこの1週間は、学校に関わる人すべてによる、子どもへの愛情と感謝が表明されることになっているのです。

日本の子どもたちは、学校を嫌いだと考える割合が多いとされています。

子どもたちを大事にしているというメッセージを伝えることが増えれば、学校を好きになる子どもたちも多くなるかもしれませんね。

贈られたUNOで遊んでいる4年生たちの様子

 

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資料と現場から見えてきた、台湾の教育課題と未来【海外インターン体験記】【連載1】大阪大学 田中祐児

はじめまして!

台湾・台中市の公立小学校での海外インターンシップに参加している田中祐児です!

今日は教育に関する台湾と日本の違いについてご紹介したいと思います。

台湾は日本同様、エネルギー資源に恵まれず、海に囲まれています。

そのため、加工貿易によって発展を目指す方法を採ってきました。

また台湾も社会の高齢化という問題に直面しています。

このように日本と地理的・社会的な共通点が多い台湾ですが、国家の根幹を為すとも言える教育ではさまざまな違いがあるのです。

台湾最大の夜市、逢甲夜市(Feng Chia night market)は台中市にあります。

それでは、台湾と日本の教育はどのように異なるのでしょうか。

まず、義務教育期間が日本とは異なります。

日本は小学校6年と中学校3年の9年間ですが、台湾は日本と同じ9年間に加えて、高校に相当する高級中学や高級職業学校の3年間も義務教育です。

しかし、誰でも好きな高級中学や高級職業学校に進学できるわけではありません。

では、「子どもたちはどうやって学校を決めているのか」気になります。

この点について、見学したとある中学校の生徒に尋ねてみると、「5月ごろに行われる統一テストのスコアが良ければ良い学校に入れるし、悪ければ悪い学校に行くことになる」と教えてくれました。

そのため統一テストは重要な意味を持っていて、2月の中頃に見学に行った際には、統一テスト対策のための授業が行われていました。

統一テストの対策をしている中学3年生の英語の授業風景。黒板左端に見えるカレンダーは、統一テストまでの日数を示しています。

「学歴社会」という言葉で日本を形容している様子はよく目にしますよね。

大学を出ているのかどうか、どの大学を卒業したのか(学校歴)が重要視される社会のことを指します。

そして学歴や学校歴が重視されるのは台湾でも同じです。

むしろ台湾の方が日本よりシビアかもしれません。

学歴社会のことを台湾では「升學主義(しょうがくしゅぎ)」と表現します。

文部科学省による学校基本調査によれば、日本の大学進学率は2016年度で54.7%となっています。

これに対して台湾の大学進学率は2006年時点で81.1%とかなり高い水準を示しています。

台湾有数の私立大学、逢甲大学(Feng Chia University)

大学に行くことが日本よりもずっと重要視されている台湾では、子どもたちはかなり早い段階からたくさんの勉強をするよう駆り立てられています。

例えば私を受入れてくれたホストファミリー一家の小学5年生の男の子は、16時に小学校が終わってから毎日19時まで塾に通う生活をしていますが、それは私のインターン先の先生によれば「台湾では普通のこと」だそうです。

そして台湾ではより序列の高い高級中学や大学に入学するため、私立中学への入学を目指す保護者や児童が増えています。

2004年時点での私立中学に在籍している台湾の生徒の割合は9.5%とされています。これに対して日本では、2007年時点で7.1%となっています。

このように台湾の子どもたちは、日本の子どもたち以上に受験や進学へのプレッシャーにさらされていると表現することができるのではないでしょうか。

私のインターン先の重慶國民小学(Chong Ching elementary school)

小学校では毎日のように塾通い、中学校では統一テスト、高級中学では大学進学と、台湾の子どもたちは大変な勉強へのプレッシャーがかけられていることを紹介してきました。

しかしこういった状況に対して、日本の文部科学省に相当する教育部は待ったをかけようとしています。

そうした姿勢が端的に表れているのが、日本の学習指導要領に当たる「十二年國民基本教育課程綱要總綱」です。十二年國民基本教育課程綱要總綱に関するQ&A集を読んでみると、「小中学校において、数学や中国語、英語などの主要な授業の時間を増やし、他の教科を減らすことによって児童生徒の競争力を高めることをなぜしないのか?」という質問が掲載されています。

この質問に対して、教育部は「道徳や知性、体育、芸術や集団生活の5つを兼ね備えた全人教育が重要であるのであって、知育に偏るのは良くない」と回答しています。

保護者らの過度な受験教育熱にブレーキを掛け、未来志向的な市民の育成へとハンドルを切ろうとしている台湾ですが、その道のりは簡単なものではないようです。

 

次回では、そんな台湾での教育実践について、私のインターン先の小学校を参考にご紹介したいと思います。

 

【田中祐児さんの参加したEducation Innovator Programmeの詳細はこちら!】

 

大学生向けメディア「POP」にて、アイセック慶應義塾大学委員会代表 山口拓哉へのインタビューが掲載されました。

大学生向けメディア「POP」にて、アイセック慶應義塾大学委員会代表 山口拓哉へのインタビュー記事をご掲載いただきました。

「ほいくらいふ放課後ナビ」にて、放課後NPOアフタースクール様と、アイセック東京大学委員会で行ったシンポジウムに関する参加レポートをご掲載いただきました。

「ほいくらいふ放課後ナビ」にて、放課後NPOアフタースクール様と、アイセック東京大学委員会で行ったシンポジウムに関する参加レポートをご掲載いただきました。

「ほいくらいふ放課後ナビ」にて、アイセック東京大学委員会の取り組みをご掲載いただきました。

「ほいくらいふ放課後ナビ」にて、放課後NPOアフタースクール様と、アイセック東京大学委員会で行ったシンポジウムに関する参加レポートをご掲載いただきました。

「SDGsジャパンNews Letter」2017年6月号にて、ADB様との取り組みをご掲載いただきました。

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)News Letter」2017年6月号にて、ADB様と共催したAsia Youth Forum 2017に関してご掲載いただきました。

 

[6/1]Newsletter08号発行 | JAPAN CIVIL SOCIETY PLATFORM

http://www.sdgscampaign.net/news/newsletter/1015/

高槻中学校・高槻高等学校にて6月10日、アイセック京都大学委員会が学校授業を行いました。

高槻中学校・高槻高等学校にて6月10日、アイセック京都大学委員会が学校授業を行いました。

当日の様子を学校のホームページにご掲載いただきました。

【開催報告】新入生向け研修InDuction Conference 〜自分のStoryを描くためのPrologue〜

アイセック・ジャパンは、2017年6月3日から4日に茨城県 つくばグランドホテルにて、17日から18日に滋賀県 白浜荘にて、アイセックの新入生を対象とした合宿 ”East/West InDuction Conference(以下IDC)”を開催しました。

 

主な内容

所属する委員会の違う1年生4~5人と上級生メンター1人でグループが構成され、会期は進行しました。

互いに自分の価値観について考え、アウトプットをぶつけ合うことで、新たな自分を見つけ出して行きました。 

2日間の合宿を通して、

・自分自身の価値観と志を見つけ出す

・それに基づいてアイセック活動で何をしたいのかを見出す

・その上で今年の夏に何をしたいのか明確にする

大きく3つを行いました。

 

まず、アイセックから社会に輩出されたロールモデルとして、関東では JICA 宮坂和憲様、関西では上勝ゼロ・ウェイストアカデミー 坂野晶 様 にご登壇していただき、アイセック経験から見出した自らの価値観・志をお話ししてくださいました。

左:関東開催時のゲスト JICA 宮坂和憲 様 右:関西開催時のゲスト 上勝ゼロ・ウェイストアカデミー 坂野晶 様

その後、各グループの上級生が自身の持つ価値観、アイセック活動で成し遂げたいこと、成し遂げたいことの先の達成状態についてのプレゼンをしました。参加者には価値観に基づき、アイセックで成し遂げたいことを持つイメージを持ってもらいました。

 上級生、外部プレゼンターから聞いた話を踏まえて、過去の経験などから今後の成し遂げたいことを考える核になる価値観・志を出していきました。

アイセックで様々な経験をした上級生から、その経験の中で特に印象に残った経験を話していただきました。

その後、先ほど出した自分の価値観とメンター達の話を踏まえて、1年生自身がアイセックで成し遂げたいことを考えていきました。

成し遂げたいことが決まった上で、それをどのように達成していくか。

参加者それぞれの夏の行動計画を、自分の委員会の活動を参考に立てました。

そして、自分のグループや所属する委員会の仲間にシェアしました。

本当に刺激的な2日間でした。初めて会う仲間とは思えないくらい本音で話す経験、またこれほどまで自分と向き合えたのも初めての経験でした。言語化をしてみることによって自分を真正面から見つめ直すことができました。しかしそれは簡単なものではなかったです。自分の嫌な面と向き合い、否定をせずに活かせる方向に持って行けたことは仲間のアドバイスのおかげかもしれません。価値観がはっきりした今、「私は果たして何をやりたいか」(志)の問いに答えることができる気がします。そしてその志に届かず、くじけそうになっても、この価値観を胸に強く持っていれば諦めずに成し遂げられる気もします。焦りもありますが、未来に対するワクワク感が生まれ、また仲間でもありライバルでもある最高のメンバーと出会えました。(明治大学 1年 女性)

 

IDCを通した最大の学びは、自分の軸となる価値観は他人から与えられるものではなく自分の経験などに基づくものだということです。アイセックに入ってから、OBOGや先輩の貴重なお話を聞く機会が沢山ありました。そして、私はその都度先輩方のようになりたいと思い、考え方を取り入れようとしましたが、自分の頭の中が先輩から盗んだ考え方で飽和状態になり、何に従って進んでいけばいいのかわからなくなりました。そんな状態でIDCに臨んだ結果、自分の原体験に基づく価値観が一番自分の支えになることがわかりました。

自分のことは案外他人の方がよく見えているということです。自分のことは自分が一番よくわかっていると私は思っていましたが、自分の価値観を見つけられたのはメンターの先輩がいたからだと思います。先輩が私たちと本気で向き合って下さったからこそ、自分では見つけられなかった自分を見つけることができたと思います。(一橋大学 1年 男性)

 

IDC全体としては、基本的に自分と向き合うことが多くて、正直苦しかったです。でも、自分のためになることが非常に多かった。同じグループの他のメンバーの価値観や成し遂げたいことを聞くことで、自分が今まで出来ていなかったことに新しく気づくことができ、また自分が今まで意識せずとも大事にしてきたものが見えてきました。そのメンバーやメンターの方には、私が自分のことを考えることに行き詰った時、たくさんアドバイスしてもらい、最初は素直になれなかったところもありましたが、助けられた場面が圧倒的に多かったため、自分のやりたいことを以前よりも明確化できました。短い期間ではありま下が、同じグループのメンバー全員には感謝の気持ちでいっぱいになりました。小さいかもしれないですが、自分が成長できたと思います。(大阪大学 1年 女性)

<イベント概要>

【日時】関東:2017年6月3日(土)~4日(日) 、関西:6月17日(土)~18日(日)

【場所】関東:茨城県/つくばグランドホテル 関西:滋賀県/白浜荘

【参加人数】

関東:新入生約200名+上級生メンター60名

関西:新入生約180名+上級生メンター50名

【内容】

・自身の価値観・志の醸成

・アルムナイによるプレゼン(関東:宮坂和憲様 関西:坂野晶様)

・アイセックにおける夏活動の目標設定

【セッションでの参考文献】

『志を育てる』著:グロービス経営大学院/田久保 善彦