私のインターン体験記
この経験が、私を支えてくれる
三井 里江子
期間:6ヶ月間
企業・団体名:Formula one Corporate Solutions e
国・地域:インド・ニューデリー
業種:arketing
インターンシップ内容:インドの日本企業へのマーケティング

インターンシップ内容
■1-3週目:会社事業理解期間
もともと営業主体のインターンを予定していたため、何をやっている会社なのか、またどのようなサービスを提供しているのかを前任者達が残していったドキュメントや会社のパンフレットを見たり、毎日30分ほど上司からの説明を受けていた
■4-14週目:マーケティング期間
既存のお客様周り、および新規顧客拡大のため、デリーにある日本企業(約100社)にパンフレット+カバーレター送信、およびテレアポ、会社に訪問し説明などを行っていた。また、それと同時に既存のお客様からのアンケート集計、および分析。暇があれば、日本語対応スタッフに日本を教える。
■15-18週目:サービス内容改善期間
マーケティングを平行しつつ、サービスの質を上げるための意見書作成、および会議。既存のツール(User Manual,フィードバックシステム)の改善も同時に行う。
■19-20週目①:HP, Newsletter制作
HPに関しては、ある程度の英語バージョンの原案を作りweb会社に外部委託し、その後手直しおよび日本語のページを作成した。また、既存顧客とのコミュニケーション、およびコンタクトが途絶えがちなプール企業向けにニューズレターの作成を行った。
■19-20週目②:上記にあげたすべてのことや、サービス後のFollow upなどあらゆることを行った。日本人に関することであれば、ミーティングのセットアップや、連絡役、契約関係の手続きとうすべてに携わり、コンタクト企業の窓口となる仕事も行っていた。
■21-22週目:後任のための書類整理、取引先へのあいさつ回り等
海外インターンシップに参加した動機は何ですか?
大学生活が2年過ぎ、将来を考えた際、私はこれといって成し遂げたものが見えませんでした。なので、私は着々と迫ってくる就職活動に大きな不安を覚えていました。自分自身に「何をやりたいか」と自問しても、何もやっていない自分がなかなか決めることはできないからです。そこで知ったのが、海外インターンシップでした。私は、自分の将来を見極めるためにインターン参加を決めて、上記の目標を立てて、参加を決意しました。
滞在地はどうでしたか?
気候は、夏は想像を絶するほど暑く、冬は予想以上に冷え込む。そんな気候の上、治安はインドでもっとも悪いとのことです。毎日、新聞の一面にレイプ事件が載るくらい犯罪が多く、現地の人も夜間の外出等は控える、といった場所でした。その上、政治的にパキスタンとの関係が安定していないため、テロも本当に起こりました。(私がいる間にも実際に2度ほどありました。)国民気質は、有名なことですが、時間にルーズ(というか時間の観念がない)、そしてデリーは特に「だまそう」として近づく人が多いため、慣れるまでは法外な料金を吹っかけられ、日々何をするにも交渉が必要となりなれるまで精神的に辛いこともありました。
インターン先での生活について
日本人の私にとって、治安状況は厳しいものでしたが、他のインターン生の子とルームシェアを開始して、比較的快適な日々が過ごす事が出来たのは幸いでした。大家さんや駐在員の方にも恵まれ、食事をごちそうになったりと、かなりサポートを受けました。宿泊先には、自炊できる環境もあり、インド食が体質に合わず激ヤセしていた私には、非常にありがたいものでした。みなさんが気にするかもしれませんが、洋服は、デリーには思った以上に安く手に入る場所があり(大手衣類メーカーの工場がインドにあるため)、意外にも不便はあまりありませんでした。(ただし冬服は趣味が悪いため多少の妥協が必要となりますが…)
そのほか、直面したトラブルはありましたか?
でも、くよくよしていても仕方ありません。最初の2ヶ月、暇があれば単語帳で学習し、トレーニーや上司との会話も分からないときは「分からない」ことを伝え、ゆっくりと英語になれていきました。集中し、「聞く」ことに専念しました。また、オフィスでは徐々に英語で話すようにし、自ら環境を変えることが出来ました。(会社にとっては必ずしもいいことではないですが…)
その結果、スピーキングにはまだまだ問題はあるものの、ほぼ相手が何を言っているのかは理解できるようになり、英語でのコミュニケーション能力を飛躍的に向上させることが出来ました。ただそれがインド英語に特化しすぎているために、アメリカ英語やイギリス英語が以前以上に不慣れになってしまったということも逆にありますが。
インターンを終えての感想をお聞かせください。
8ヶ月働いていく中、自分がいかに知識が欠如しているかを痛感し、働くことにより、知識の枯渇を痛切に感じるとともに、どのような知識が実社会において必要とされているのか、その中でもどういった知識を自分が欲しているのかを明確に感じるようになりました。つまり、今後の大学生活、そして就職の基礎になる部分を形成できたと考えています。
そしてさらに、自分のやりたい事や何かに対して常にモチベーションを持つ重要性を感じました。私は、過酷な環境、言葉の違い、文化の違い、多大なストレス、合わない食事、そういった中、一定のモチベーションを持って必要だった英語の勉強を行い、働いていくことがいかに困難かを感じました。しかし逆に言えば、どんな環境でもモチベーションさえ自分で管理できればやりがいのある仕事ができるんです。私は、どんな過酷な環境においても、いかに自分のやりたい事ややりたい気持ちを保つか分かったことが、大きな収穫でした。
このインターンの経験を今後どう活かしていきたいですか?
初めての海外での生活で、海外で・異文化の中で生活することにはどういったメリットが伴うのか、どういった困難が生じるのかを理解することができました。ただどんな困難があろうとも、どんな国でもやっていけるくらいには精神的にタフになったと感じていますが。(笑) また、多くの駐在員の方と接する中で、さまざまな業界を知ることができ、自分の視野に幅ができました。インターン先には日本人は私しかいなかったため、たくさんの不便も経験しましたが、その分仕事を通じて「インド」人である彼らを知ることができたと思っています。そして、今回得られたものの中で重要なのは、語学力や専門知識といったわかりやすいものではないと思います。私は、自分の「核」になる部分を作る事ができましたと思っています。就活の時だけでなく、就職してから、その他にも人生の転機において、この経験が私を支えてくれると信じています。




