短期ボランティアって…?【海外インターン体験記】【カンボジア】【連載3】筑波大学 小川真穂

チョムリアプスオ!こんにちは!

 

カンボジアで英語を子どもたちに教える海外インターンシップに参加中の小川です!

 

日本に帰る日が近づいてきて、とても寂しいです。

今回は、子どもたちを教えて来て感じた疑問について話したいと思います。

孤児院での素敵な出会い

私は、毎日S.C.A.O. というNGOで英語を教えています。ですが、9月19日から21日まで、プチュンバンというカンボジアのお盆休みであったため、S.C.A.O.もおやすみでした。

 

その間、縁があり、孤児院を訪れました。

お盆だったため、ほとんどの生徒が帰省をしていて会えませんでしたが、3人だけまだ施設に残っていました。

 

突然現れた謎の日本人なのに、彼らはとてもフレンドリーでした。

着いてすぐ、手を繋がれて一緒に走り回ったり、突然抱っこして来たり、お花をくれたり、髪の毛を結んでくれたり、たくさん遊びました。

 

インターン先であるS.C.A.O.の子供たちは、出会ったばかりのころ全然近寄ってくれませんでした。だけどこの3人の子供たちは人に壁を作らず、フレンドリーに話しかけてくれました。

その姿を見て、きっと彼らはいろんなボランティアの先生にたくさん触れて来た過去があるからこそ初対面でもすぐ仲良くなれるようになったのだろうなと思います。

 

孤児院の人に聞くと、ボランティアで来る先生は、2週間から4週間などの短い期間でくる先生も多そうです。

 

4週間一緒にいて、とても仲良くなってから帰る時、

大人でもお別れは悲しいのに、子どもたちの辛さは想像できません。

 

次の先生は長い間いてくれるかなと毎回毎回期待して、その期待が裏切られて、子どもたちは自然に「信頼」というのが難しくなっているのではないかと、勝手に思いました。

 

 

子どもたちにもらったお花

Don’t get too attached

“Don’t get too attached to them.”

 

これは、S.C.A.O.に1年間ボランティアで来ているドイツ人の先生に言われたことです。

正直、最初はよくわからなかったです。

私の中で、多くの子供に教えるボランティアなどでは子供と先生の距離が近いイメージが勝手にあったから。

 

5週間近く生徒たちに毎日教えに来て、信頼関係を築こうと努力したり、楽しく授業作るように工夫したのですが、生徒たちとの別れが今はとても悲しいです。

 

きっと19歳の私でさえ、こんなに辛いのだから、多くのボランティアとお別れをして来た子供たちはもっと辛い別れをたくさんしているのだろうと思いました。

 

私は、生徒たちに『S.C.A.O.に来たい!』

と思って欲しかったです。

その第一歩として、『先生と話したい!』という考えもありだと思いました。しかし、私が帰ってからのことを考えられていませんでした。

 

“Don’t get too attached to them” の意味が、やっとわかりました。

 

私が仲良くなって、帰る時、一番辛いのは子供たちだから。

 

S.C.A.O. に来ているボランティアの先生たち

 

悔いはない !!

もちろん私がドイツ人の先生に、「あまり仲良くしない方が良い」と言われたように、たくさんのボランティアがくることでお別れが多くなり、子どもたちを傷つけてしまうことがあることを忘れてはいけないなと強く感じました。

 

最初言われた時は、子どもたちと適切な距離を取れてなかったのではないか。自分が子どもたちを苦しめてしまうのではないかと悩みました。

 

しかし今、自分が生徒にしてきた対応や教え方、短期ボランティアに参加したことに後悔はありません。

 

短期ボランティアのメリットはたくさんあると思います。

 

子どもたちが違う背景を持った先生と関われること、生徒によっては合わない先生がいるかもしれないけど、その分合う先生にも出会えること。世界中にたくさんの知り合いができること。いろんな「人」とたくさんふれあえること。

 

また、ある程度の「信頼関係」がないと、生徒と先生の関係性は成り立たないと思います。

信頼関係を築く際に、距離が近くなってしまうかもしれません。

 

最初の方は全く授業を聞いてくれなかった生徒たちが、今になっては、積極的に習った英文を自慢げに私に使ったり、授業が終わっても少し勉強のことを聞いて来る子もいます。

 

発展途上国で、英語教育をするボランティアはたくさんあります。

 

子どもたちにとって何が良いのか。

どうしたら、子どもたちのためになるのか。

周りのひとに言われると、自分がやってきたことに自信が持てなくなります。

 

けど、自分が子どもたちにとって最善であると信じて行ってきたことなら、最後まで自信を持とうと思いました。

 


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