【国際会議 開催報告】
日中韓でできること〜Northeast Asia Summit〜

2017年2月14日から17日にかけて、日本、中国、韓国のアイセックメンバーが集い、国際会議”Northeast Asia Summit”が行われました。
日中韓のアイセックに所属する学生が韓国のホテルに宿泊し、「お互いの国を知り、違いを知り、深く理解する」というコンセプトのもとに実施されました。

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AIESECは世界126の国と地域に支部を持ち、世界各地で国際会議を行なっています。

国際会議は日本国内ではなかなかできない、海外のアイセックに所属する学生と触れ合う経験を通して、アイセックのグローバルネットワークの大きさを体感できる機会です。

今回の国際会議では、自己認知を深めたり、お互いの国の違いについて理解を深めるためのセッションが行われました。

そのうち2つのセッションを紹介します。

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「One Lense」というセッションでは、1つの問題に対して、それぞれの母国語で記事が渡され、それを英訳して自国と相手国の見解を第3国に伝えるという課題に取り組みました。

具体的には、「南京大虐殺」の文章が日本語と中国語で渡され、文章を英語に翻訳し、韓国人のメンバーに自分の国での考え方を伝える、というものです。

それぞれの国同士が抱える問題に対して、これまで自国側の視点だけで考えていたことに気づかされました。

このセッションを通じて、相手の問題の捉え方を理解すること、どちらが正しいとも判断できない第3国に説明すること、客観的に問題を捉えることの難しさを感じました。

普段から日本の学生同士でもあまりしない話だったため、非常に新鮮で、語学力や知識面での無力さも痛感しました。

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「Step」というセッションでは、お互いの国が抱える課題に対し、どのようなアプローチで解決をすることが可能かをチームごとで議論ました。その上でビジネスモデルキャンパスやバリュープロポジションキャンパスを使いながら、海外インターンシップ企画の設計を行いました。

お互いの抱える課題を共有しつつ、異なるバックグラウンドを持った人たちと議論する難しさを感じる場面が多かったです。アウトプットをどのように出していくかがよめず、日本人同士のコミュニケーションとは異なり、一つ一つの議論でコンセンサスをとることに非常に苦労しました。

慣れ親しんだ日本人だけのチームのようには物事が前に進まず、グローバルに国を超えて共創し価値を生み出すとはこういうことなのかと肌で感じることができました。

また、夜には文化交流のイベントも行われ、各国にまつわるダンスを踊ったり、お菓子やカップ麺などを共有する時間もありました。

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「一番感じたのは何を信じればいいのか、何が正しくて何が間違いなのか、それぞれの国の主張を知れば知るほど分からなくなるという事でした。『どこを切り取るかで見え方が変わる』ことはずっと言われてきて分かっていたつもりでしたが、ここまではっきりと目の前におかれると混乱してしまいます。しかしながら国対国、国籍対国籍ではなく、人対人として人が繋がり、どんどんその輪が広がれば、違いを乗り越えることができると思うし、良い方向に進むことを肌身で感じました」(大阪市立大学2年 渡邊壮一郎)

「慣れない英語でのコミュニケーションでしたが、お互い相手の話をよく聴く配慮をしたおかげで、日中韓3ヶ国について深く知り、また参加していた人たちについてもたくさん知ることができました。日本人は割とぐさぐさと質問を投げかけていっていましたが、韓国や中国の人たちは、歴史に対する知識もあり、また歴史認識は人や国によって異なることも重々承知しているがために、『これはセンシティブな話題だから話していいのかな、迷うな』というようなことを言っていたのが印象的でした。自分がいかに歴史を軽視しているのかに気付かされました。」(大阪大学1年 中島慎治)

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<国際会議 概要>
【日時】2017年2月14日(火) 〜17日(金)
【場所】Daemyung Resort Vivaldi Park (KOREA)
【内容】
・日中韓の異文化と自国理解
・3国の問題・障壁などの理解
・3国で共創する方法を探る
【参加者】
日中韓のアイセックに所属する学生 約60人 (うち日本からの参加者18人)