【SDGsを考える】#SDGs3 ─ 日本が目指す福祉

みなさんは、「感染症」と聞いて、
何をイメージするでしょうか。

食中毒。
インフルエンザ。
日本脳炎。

日本には、この他にも、たくさんの感染症が存在しますが、
これらの病気は必ずしも私たちの普段の生活の脅威にはなりません。

世界の感染症

しかし、世界の国々を見たときにはどうでしょう。

たとえば、狂犬病。
これは、狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれることにより
傷口から唾液とともにウイルスが侵入し、
水を怖がるようになる(恐水病)、全身麻痺するなどの症状が出ます。

致死率がほぼ100%のこの病気により、
世界では毎日130人以上が亡くなっています。

日本では1957年以降感染は確認されていませんが、
これは世界でもとても珍しい安心できる国の一つです。

たとえば、人喰いバクテリア。
正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれ、
子どもの15~20%が喉に保菌していると言われる溶連菌が血液中に入り、
普段は普段は重症化しないこの菌が
何かのきっかけで変化(重症化)してしまうことにより引き起こされます。

初期段階に、皮膚が赤くなる・手足の痛みと腫れなどが起こった後、
急激に手足が壊死する症状を起こし、
それに伴うショック、多臓器不全などを併発します。
また、発症から亡くなるまでが1日以内の人が43%もいました。

人喰いバクテリアの致死率は30%と非常に高く、
1987年にアメリカで最初に発見され、
日本でも最初の症例が1992年に報告されています。

2014年には日本での患者数が273人となり、今も増え続けています。

これら感染症に対し、日本でも対策・支援を行っています。

 

日本の新しい取り組み

国立感染症研究所では、感染症の研究や、
感染症情報の収集・解析・提供などを行っています。

JICAには、2015年10月から、国際緊急援助隊(JDR)の中に、
「感染症対策チーム」が設立されました。

この国際緊急援助隊は、海外からの要請に応じて、
感染症対策チームを含む、援助チーム、医療チーム、専門家チーム、自衛隊の、
5つのチームを被災国に派遣することができます。

感染症対策チームは、
コンゴ民主共和国で1,307人(6月24日時点)の患者が報告されている黄熱の感染拡大を受け、
保健省幹部への助言や、検査のための技術支援をするために、
今年2016年7月20日から8月上旬に、発足されてから初の派遣が行われました。

日本ではあまり話題にあがることの少ない感染症ですが、
目には見えないところで、少しずつしっかりと研究・支援をしているのですね。

SDGsの3つめのゴール、
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」への
貢献といえるでしょう。
ひとりひとりが感染症を防ぐためにできることをして、
少しでも早く、人々が安心して生活できるようになってほしいと思います。

 

参考:
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sdg/post-2015-development-agenda/goal-3.html
http://life-traveller.com/rabies
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2015/20151020.html
https://www.hospita.jp/medicalnews/20160415a/
https://welq.jp/10578
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2016/20160719.html