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Jebaale ko、Uganda!!【海外インターン体験記】【ウガンダ】【連載2】神戸大学 岡村冴花

皆さんこんにちは!神戸大学1回生の岡村冴花です。

ウガンダでの滞在が後半戦にさしかかろうとしています。

今回は私がウガンダに来て、海外インターンシップや生活をしている中でよく考えることについて書こうと思います。

何もできない……

私のホストファミリーの長女、マリアは16歳。

9月の最初の3週間は学校がお休みらしく、家に帰って来ていました。

ある土曜日の朝、私が起きた時に、マリアは朝ごはんも食べずに食器を洗っていました。

プラスチックのタライに水を溜めて洗っています。

キッチンに水道が通っていないので、20メートルほど離れた蛇口から水を運んで来て利用しています。

手伝いながら、「自分からやっているの?」と訊くと、「そうだよ」と返事をしてくれて、「あなたは日本でよく皿洗いするの?」と訊かれました。

返答に困ったのは、私はほとんど母の手伝いをしてこなかったからです。

人間として恥ずかしくて、答えるのが辛かった。

マリアは家に帰っている間こうして家事の手伝いをして、それでも優秀な成績を修めて奨学金を受け取っているそうです。

皆でご飯の準備をしている様子。 まな板を使わずナイフだけで器用に芋の皮を剥いていきます。

また、「ジャガイモの皮剥ける?」と訊かれた時に「できない(いつもピーラーを使っているから)」と答えたり、服を手洗いしていると、私の下手さを見かねてホストファミリーが手伝ってくれたり……。

私ってなんにもできないんだな。

今までの人生で学んできたことって、ここで生活を営む上でなんの役にも立たないんだな。

と実感しました。

自分はなんて傲慢な生活を送っていたのだろう

私はウガンダに来る前、どうして自分が大学に入ったのか、大学で何がしたいのか、わからなくなっていました。

「授業がつまらない」とか、「大学生活が予想と違った」とか、いろんな言い訳をしてなんとなく生きてきました。

でも、ここに来てから、「自分はなんて傲慢な生活を送っていたのだろう」と毎日思います。

子供を見れば、何回来ているのかわからないほどぼろぼろの服を着ているし、年端もいかない子供が毎日井戸でポンプを押しつつ水を汲んで運んでいます。

井戸で水を汲むために集まっている子供たち。 一番辛いのは、この重いポリタンクを家まで運ぶことです。

なんとなく大学に通って何十万もの学費を両親に支払ってもらうより、過酷な環境の中で生きているこの人たちにそっくりそのままそのお金を渡してしまう方が、よっぽど世の中のためになると思いました。

普通の生活を送っているだけでも、これからの人生の行き方について考えさせられる瞬間がいくつもあります。

生活の助けになるようなことがしたい

なんにもできない私を、それでも受け入れてくれるホストファミリーの皆さん。

ホストマザーは私のことを実の娘のように、家に住んでいる同年代のお姉さんたちは私のことを友達や妹のように扱ってくれます。

そんな彼らに少しでも恩返しがしたくて、休日一人で街に出かけ、店員さんと相談しながら20メートルほどのチューブを購入。

離れた場所にある蛇口に取り付けてみました。

キッチンまで伸びるチューブ。お店の店員さんやお客さんが総出で、蛇口とチューブの接合部分を作ってくれました。 中を水が勢いよく通っていきます。

無事に使えました!

これで、蛇口からわざわざ水を運ぶ必要は無くなります。

自分のちょっとした思いつきがうまく行って、そして何より喜んでもらえたのが嬉しかったです。

しかし、そんな蛇口の水もよく止まります。

そんな時は、家から30メートルほど離れた井戸まで行って水を運ばなければなりません。

今まで、「干ばつ地帯に住んでいる人々の中には、何キロも離れたところから水を運ぶ生活をしている人もいる」と聞いたことがありましたが、

実際に水を10メートルでも運ぶと、その途方も無いつらさに呆然とします。

私がこの問題に一人で取り組めるのはここまでだったけれど、インターンシップを終えた後も、長い年月をかけて、この問題に関わっていきたいと思いましたし、それが私を迎え入れてくれたホストファミリーへの一番の恩返しになるのではないかと思います。

「大学で学問を学ぶ」ということの意味が、一つ増えた瞬間になりました。

 

それでは今回はこの辺で!

次回は私のインターンのことについてお話しできればと思います。

読んでくださってありがとうございました!

Webaale nyo! (Thank you very much!)