イメージと全然違う!フィンランドの難民センターってどんなとこ?【海外インターン体験記】【連載2】明治大学 石井麻鈴

こんにちは。

フィンラインドのタンペレ市の難民センターで、英語を教えるインターンをしている明治大学2年の石井麻鈴です。

今回は、私のインターン内容についてお伝えします。

フィンランド第3の都市タンペレ。

古くから工業的に発展していて、静かで治安の良い街です。

センター街から20分歩き、針葉樹林に囲まれた丘のなかに300人もの難民が暮らす施設があります。

「モイ!」と挨拶をして玄関を抜け、階段を上がると、左手にメインオフィス。

その正面のコモンルームでは、ビリヤードを楽しむ若者、ケータイを片手にソファで団らんしている難民の人たちが見られます。

 

私の想像していた難民キャンプとは大違いでした。

ビリヤードボードに、部屋にはふかふかのベッド。

共用のキッチンにバスルーム。

かなり整っています。

政府から生活するのに困らないお金は支給されるので、経済的な問題はあまりないようです。

治安もよく、気候は寒いですが、快適に暮らしています。

この施設では、難民がフィンランドで暮らしていけるように、住民権やパスポート発行の支援をしています。

その申請の最中は政府からの返事を待つほか、難民たちがすることは基本的にありません。

ただ、生活していくのに言語の壁はあるので、フィンランド語や英語の勉強をします。

小学生から高校生は午前中の間、学校に通っていますが、午後はやることがありません。

生活に活力を見出してほしい。

その実現のためこの難民センターは地域の清掃の仕事やスポーツイベントなどたくさんのアクティビティを提供しています。

楽しそうに清掃する難民の方たち

私はそこで、大人の難民に英語を教えています。

週三回の英語教室で、日本文化紹介をし、ビンゴゲームを通してボキャブラリーを増やしています。

英語のレベルは様々。

まったく話せない人もいれば、流暢に日常会話は問題なくできる人たちまで。

そのため、英語クラスは、レベル別に教える内容を変えています。

初級クラスの人には、体の部位や感情表現をどう英語で表すのかなどを教え、上級クラスでは文化の紹介を通じて、異文化理解を深めます。

現地の高校でのプレゼンの様子

ただ、難しいのは英語のわからない人に英語で教えること。

お互い無言になり、伝わらなくてもどかしい瞬間が何度もあります。

教えたいけど、伝わらない。

彼らはわかりたいけど、わからない。

文法や単語の勉強をひたすらしても面白くありません。

試行錯誤の末、自分なりに楽しく英語が勉強できる方法を編み出しました。

日本の変な文化についてまとめた動画を鑑賞することです。

(以下が実際に使った動画の1つです。)

目でも耳でも楽しめ、英語に加えて日本文化についての理解を深められます。

評判も良く、私自身もフィンランドに来て日本への理解が深まりました。

灯台下暗し。

井の中の蛙大海を知らず。

内部にいると見えないことも、外部にでると客観的に物事を見直せます。

インターンに参加してよかったと実感する日々です。

 

【石井麻鈴さんが参加した、Global Volunteerプログラムの詳細はこちら!】