株式会社電通様より、「イノベーション開発の実践とノウハウ」をテーマにご講演いただきました。

2017年12月24日(土)国立オリンピック記念青少年総合センターにて、アイセック・ジャパンの各大学委員会の次年度経営層を担う約200名のメンバーを対象に、株式会社電通マーケティングソリューション局ディレクショングループシニア・マネージャーの村越力様によるご講演をいただきました。

ご講演の内容

1. 最新のイノベーション開発の事例の紹介

2. イノベーション開発の事例研究 福井県鯖江市JK課

3. イノベーションを生み続ける組織作り

4. イノベーションを阻んでいるものは何か

 

1. 最新のイノベーション開発の事例の紹介

はじめに、電通様でこれまでに関わってこられたイノベーションの事例をいくつかご紹介いただきました。

企業の技術シーズと電通様のクリエイターのアイデアを組み合わせた事例や、インターネット上で数万人の人々が共創しアイデア発想を行った事例などをご紹介いただき、最新のイノベーション開発の手法を学びました。

2. イノベーション開発の事例研究 福井県鯖江市JK課

ここでは、地方創生におけるイノベーションの創出方法のひとつとして、お仕事で協力されている慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 特任准教授の若新雄純先生プロデュースによる、福井県鯖江市JK課の取り組みについてご紹介いただきました。

JK課とは、福井県鯖江市が2014年にスタートさせた実験的な市民協働推進プロジェクトであり、地元の女子高校生たちが中心となって自由にアイデアを出しあい、さまざまな市民団体や地元企業、大学、地域メディアなどと連携、協力することでまちづくりにおけるイノベーションを推し進めています。

メンバーが集まれる時に集まり、雑談がそのまま会議になるなど「ゆるい」活動ですが、そこからユニークな企画が毎年20件以上も生まれており、事例をいくつかご紹介いただきました。

鯖江市役所JK課のホームページはこちら

3. イノベーションを生み続ける組織作り

鯖江市JK課の事例から発展し、イノベーションを生む組織のあり方についてお話しいただきました。JK課では、女子高校生が自由な発言ができるように、行政の職員は過度な指導はせず、意見に対しての評価や批判もしないということを意識されているそうです。

あくまでも行政職員は議事録をとる、JK課の活動をルーチン化して確立するなどの裏方に徹しているように、それぞれのチームにおける役割を認識することが大切であるとのことでした。

4. イノベーションを阻んでいるものは何か

ここでは、イノベーションを阻んでいる原因として、主に個人の振る舞いに関してのお話がありました。

アイデアを上から目線で評価することや欠陥をあげつらうことは避け、「気が進まない」「難しそう」と感じる自身の気分と行動を切り離して考え仕事に取り組むこと、そしてそうすることによって『面白がる力』を伸ばすことがイノベーションにつながることなどを学びました。

参加者のコメント

○鯖江市JK課の事例でおっしゃっていた「指導する立場、される立場をつくらない」という姿勢は大事だなと思いました。また、「イノベーションを起こす」というのは難しくて壮大なものに感じてしまう部分が今まではありましたが、鯖江市JK課の活動風景を拝見し、また、それに関する村越様の楽しそうなお話をお聞きして、イノベーションを起こすことは自分が思っていたよりもラフで楽しいことなのかもしれないと感じ、自分ももっと気軽に、アイデアを考えたり形にするのを楽しんでいこうと思うことができました!(アイセック慶應湘南藤沢委員会 2018年度副委員長)

○面白かったです。JK課のイノベーションについて伺い、純粋にワクワクし、自分たちの委員会には足りていない、想像力や楽しい議論のあり方に気付かされました。また、イノベーションを起こす話し合いを導くために、一人一人の議論に対する姿勢だけでなく、チームとしてのバランスやチームの中での個々の役割の重要性などにも気付かされ、ここで学んだことをこれからのチームとしての活動にしっかり活かしていこうと思いました。(アイセック南山大学委員会 2018年度副委員長)

本イベントの概要

【開催日】2017年12月24日(土)

【対象】アイセック・ジャパンの次年度経営層を担う約200名の学生メンバー

【場所】国立オリンピック記念青少年総合センター(〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1)

【ご協力】

 

 

 

 

 

 

 

株式会社 電通様(http://www.dentsu.co.jp/